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IEC規格(International Electrotechnical Commission)Part10-1 「Classification of areas-Explosive gas atmospheres」が2015年9月にドラスティックに変更され、IEC 60079-10-1 Edition 2.0(以降IEC Ed2.0と呼ぶ)が発行された。
IoT機器を活用してプラント内のビッグデータを収集・分析・活用し、設備の予期せぬ故障やヒューマンエラーを防ぐ取組を進める必要があり、プラント内でのドローン飛行、可搬式センサー、タブレット等の非防爆電子機器の安全使用拡大のニーズに対応するため、経済産業省はIEC Ed2.0を基に2019年4月付で「プラント内における危険区域の精緻な設定方法に関するガイドライン」(以下、「防爆ガイドライン」という)を作成した。これを受けて消防庁より同年同月、消防危第84号「危険物施設における可燃性蒸気の滞在するおそれのある場所に関する運用について」が各都道府県消防に通達された。
弊社は、IEC Ed2.0および防爆ガイドラインに基づいて、危険物プラントエリアのリスク評価/防爆エリアの精緻な設定に関する業務を開始しました。
詳しくは、こちら を参照願います。
この度、海上自衛隊輸油槽船による離島への油輸送用として使用されるホース(総長1200m)を受注しました!
このホースは、英国アンガス社製の6インチ オフショア850ホース(詳細はこちら)で、海面を引き回して展開するのに適した特殊なカップリング、および、エアベント付き牽引用金具を備えたものです。
このホースはホース本体に、静電気防止用の低抵抗の金属線が編込まれた化学薬品や燃料油の輸送に適した非加圧時にフラットとなるホースで、東南海地震時、油配管が破損した時に緊急輸送用として期待されているホースです。地震時の応急措置として、石油各社などで導入を検討して頂いているところです。
他に、気象庁、南極基地、自衛隊への納入実績があります。
弊社では、建屋内の爆発、火災の延焼、煙の発生と拡散、漏洩ガス拡散シミュレーション業務も承っております。弊社は石油化学プラントの災害や防火システムについて深い知識と豊富な経験があり、ご依頼のあった内容を的確に理解し数値解析モデルに反映することが出来ます。数値解析に特有な専門用語は使わず、石油化学プラントで普通に使われている工学系用語でお打合せさせて頂きます。
数値解析の結果の表現も、下記、図1のような動画やグラデーションマップなど定番の出力だけではなく、図2のように濃度表示結果の利用が容易である濃度マップなどで提出します。この濃度マップは数値解析で得られた計算結果を元に作成した濃度マップです。各々の色はある濃度以上の範囲を示しているもので極めて明確であり、使用に当たっては非常に有効だと思います。
図1.グラデーション濃度マップ
図2.弊社提案の濃度マップ
弊社では下記のような漏洩・蒸発などの初期事象から、ガス拡散・火災・爆発までの一連の流れについて一貫した災害シミュレーションを実施し、全体としての影響度評価を行えるようになりました。(下記リンクから、検討イメージ(PDF)をご覧頂けます。)
球形タンクからの漏洩
原油タンクの全面火災
その他、VCE (Vapor Cloud Explosion) についても、シナリオに基づく影響範囲の検討が可能です。東南海地震などの大規模地震対策の流れの中で、このような一連の災害シナリオに基づく影響度評価は、今後重要になってきます。弊社ではリスク解析を実施し、リスクの大きい災害シナリオを抽出し、その災害シナリオに沿った影響度評価検討業務を受託、実施します。
ガス臭がしても、どこからガスが漏れ出しているのか?と、漏洩場所の特定が急がれるケースが多々あります。事故で漏れた液体が蒸発してガスが拡散してきたのか、或いは煙突のようなところからガスが噴出したものなのか、その放出速度は?など、状況が全く分からないなかでの漏洩源探索シミュレーションが必要になる訳です。この度開発した当社の漏洩源探索機能は、ガス臭のある場所でのガス濃度測定データに基づいてシミュレーションするものです。相互に離れた測定場所のガス濃度データが最低2か所必要です。測定データが2か所では誤差が比較的大きいので、4か所のデータが望ましい。また様々な漏洩の状況にも対応できるので、実情に合わせて漏洩状況をある程度想定することにより更に精度を上げることが可能です。そのほかにも、排ガス中の微量成分ガスの拡散も計算できる機能も追加しました。この機能は、なかなか便利なもので、例えば焼却炉の排ガス中に微量なダイオキシンが含まれている場合、そのダイオキシンの拡散も計算できます。
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