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ローディングアームは、沿岸部のコンビナート地域や大型油槽所に設置され、船舶への大量油送には欠かせない大型設備です。
近年、台風等の風水害や地震などの災害が多発する中、ひとたびローディングアームが被災しますと、長期間に渡って石油等の受払が停滞する事態を招き、事業活動に大きな影響を与えます。このような事態が起きた場合の緊急代替システムとして、ANGUS社製オフショアホースおよびスイベルジョイントを用いた、緊急時の新たな給油システムを提案致します。巨大災害の発生リスクが高まる中、BCP対策として是非ご検討ください。
下図は桟橋からタンカーへ給油する際の例です。(クリックで拡大)
系統図の一例を以下に示します。(クリックで拡大)
1. ピグシステム 本システムはピグランチャーとピグレシーバーを備えており、送油後はピグを圧送することで、残油を送り出すことが可能です。
2.スイベル 桟橋側・タンカー側から海への張り出し部に90度スイベル、送油ホース間の繋ぎ部分に複合型スイベルを設けることで、 タンカーの給油に伴う形でホースが追従し、自然な形での送油が可能なよう設計されています。
3.ANGUS社 Offshoreホース 海上部分に使用している送油ホースは、油輸送に特化し、海外でも多数の実績があるANGUS社製オフショアホースを使用。 Offshoreホースには以下のような特徴を備えています。
4.桟橋・船舶上での設置について 桟橋上およびタンカー上は、頑丈なコンポジットホースを使用し送油中のホースの動きにも対応できるようになっています。
5.油の漏洩防止策 送油ホースの接続部は、アルマイト製のWEFLATカップリングを採用しています。テーパー形状のクランプを締め付け、カップリング内側の耐油性Oリング同士がしっかりと面着することで漏洩を防止し、安全に送油ができます。