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この度、海上自衛隊輸油槽船による離島への油輸送用として使用されるホース(総長1200m)を受注しました!
このホースは、英国アンガス社製の6インチ オフショア850ホース(詳細はこちら)で、海面を引き回して展開するのに適した特殊なカップリング、および、エアベント付き牽引用金具を備えたものです。
このホースはホース本体に、静電気防止用の低抵抗の金属線が編込まれた化学薬品や燃料油の輸送に適した非加圧時にフラットとなるホースで、東南海地震時、油配管が破損した時に緊急輸送用として期待されているホースです。地震時の応急措置として、石油各社などで導入を検討して頂いているところです。
他に、気象庁、南極基地、自衛隊への納入実績があります。
弊社では、建屋内の爆発、火災の延焼、煙の発生と拡散、漏洩ガス拡散シミュレーション業務も承っております。弊社は石油化学プラントの災害や防火システムについて深い知識と豊富な経験があり、ご依頼のあった内容を的確に理解し数値解析モデルに反映することが出来ます。数値解析に特有な専門用語は使わず、石油化学プラントで普通に使われている工学系用語でお打合せさせて頂きます。
数値解析の結果の表現も、下記、図1のような動画やグラデーションマップなど定番の出力だけではなく、図2のように濃度表示結果の利用が容易である濃度マップなどで提出します。この濃度マップは数値解析で得られた計算結果を元に作成した濃度マップです。各々の色はある濃度以上の範囲を示しているもので極めて明確であり、使用に当たっては非常に有効だと思います。
図1.グラデーション濃度マップ
図2.弊社提案の濃度マップ
弊社では下記のような漏洩・蒸発などの初期事象から、ガス拡散・火災・爆発までの一連の流れについて一貫した災害シミュレーションを実施し、全体としての影響度評価を行えるようになりました。(下記リンクから、検討イメージ(PDF)をご覧頂けます。)
球形タンクからの漏洩
原油タンクの全面火災
その他、VCE (Vapor Cloud Explosion) についても、シナリオに基づく影響範囲の検討が可能です。東南海地震などの大規模地震対策の流れの中で、このような一連の災害シナリオに基づく影響度評価は、今後重要になってきます。弊社ではリスク解析を実施し、リスクの大きい災害シナリオを抽出し、その災害シナリオに沿った影響度評価検討業務を受託、実施します。
従来、危険区域の精緻なリスク評価では、危険範囲をリスク評価で得られた危険距離と、IEC規格 Part10-1 「Classification of areas-Explosive gas atmospheres」で示されている模式図を用いてご提示していましたが、この度プロットプランに危険範囲を二次元ないしは三次元で表示するサービスの提供を開始しました。
これにより、個別の放出源の危険範囲を重ね合わせていくことで施設全体でどのような危険範囲となるか確認でき、施設での運用実態に合わせた非防爆機器の使用可否エリアの明確なゾーン設定に活用できます。また、ドローンの安全な飛行計画への活用や、将来的な自動飛行機能への応用など、空間的な位置情報が必要な分野への活用が期待されます。
危険範囲の三次元表示のサンプルを「危険区域の精緻なリスク評価(最新IEC規格による防爆エリアの設定)」のページに掲載しましたので、ご覧ください。
上記に加えて、以下内容を追加しましたので、合わせてご確認ください。
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