数値解析によるシミュレーション(屋内災害など)

弊社では、米国NISTが開発したFDSおよびCFDソルバーなどを使った、爆発、火災の延焼、煙発生と拡散、漏洩ガス拡散シミュレーション業務も承っております。

  1. 弊社は石油化学プラントの災害や防火システムについて深い知識と豊富な経験があり、ご依頼のあった内容を的確に理解し数値解析モデルに反映することが出来ます。数値解析に特有な専門用語は使わず、石油化学プラントで普通に使われている工学系用語でお打合せさせて頂きます。
  2. 屋内のガス拡散や爆発などは、数値解析によるシミュレーションによる外はなく、弊社開発の漏洩・蒸発プログラムなどと組み合わせつつ問題解決を提案しています。
  3. 屋外であっても局所的な拡散などは数値解析が適しております。ケースバイケースで適切な方法を提案いたします。
    一例として例1「大気ベントからのガス噴流と拡散」について下に紹介します。
  4. 数値解析結果の表現も、動画やグラデーションマップなど定番の出力だけではなく、濃結果の利用が容易である濃度マップなどで提出します。
  5. 数値解析計算については株式会社計算流体力学研究所殿 及びアドバンスソフト株式会社殿の技術協力を頂いております。

 

下図は濃度マップの例です。

弊社提案の濃度マップは数値解析で得られた計算結果を元に作成した濃度マップです。各々の色はある濃度以上の範囲を示しているもので極めて明確であり、使用に当たっては非常に有効だと思います。

グラデーション濃度マップ

 

弊社提案の濃度マップ

 

例1「大気ベントからのガス噴流と拡散」

元バルブを開けたとき、空配管の中をガスが流れ、噴出口に達するまで膨張しながら、圧力及び温度が変化し、終には安定した噴流として大気に放出され、拡散する。放出口に達するまでの一連の計算は、熱力学的/工学的なアプローチで噴流速度、温度及び密度を求め、そのデータに基づいて数値解析の手法により拡散計算を行う。通常の場合、噴流速度が音速以上となるため、噴出速度が拡散に大きな影響を与える。