燃料の移送用・化学薬品の送液用

従来のシステムの問題点

  • 配管を敷設しての燃料油や化学薬品の輸送は、多大な労力と時間が掛かる。
  • 静電気対策用に外周をワイヤーで巻いたホースは、硬い保型ホースのため、巨大なリーラーが必要になる。

 

ケミコイルホース・オフショアホースの利点

  • ケミコイル・オフショアホースは、配管と同程度の耐圧性能があります。
  • 非加圧時にはフラットとなりますので、リーラーで巻き取って保管しておくことが容易です。
  • 静電気防止ワイヤーを編み込んでいますので、厚さが薄く軽量でありながら静電気防止対策を両立しています。
  • ホースを使用することで、容易に繋ぎ変えての使用が可能です。 ホースとピグランチャーシステムを組み合わせての使用を推奨致します。
    詳細はこちらをご覧ください。

 

ケミコイルホース及びオフショアホースは、いずれも耐油性、耐磨耗性及び耐候性に優れており、また静電気放電対策として金属線(静電放電ワイヤー)がホース本体に織り込まれているので、油の輸送や粉体輸送に最適なホースです。

船舶や海上施設においてご使用になる場合は、フロートの取り付けが可能なオフショアホースを推奨致します。 化学薬品又はイナートガス輸送にはケミコイルホースを推奨致します。

このシリーズのホースの最も大きな特徴は、静電気放電対策として金属線(静電放電ワイヤー)がホース本体に織り込まれていることであり、これが結合金具へ静電気を逃がす効果を発揮します。これにより配管敷設と比べアース設置の手間が省略でき、作業性もアップします。 また、ワイヤーを外周に巻きつけるタイプのホースと比較しても、薄く軽量であり、非加圧時にはフラットとなりますので、容易に巻き取って保管しておくことが可能となります。

ケミコイル/オフショアホースの詳細はこちら。

 

 国内の納入実績 

国内での納入実績を下表にリストしましたが、まだ少ないですが、大変高い評価をいただいており今後の追加納入の案件も出ております。

納入年 最終納入先 用途 ホース
2013 国立極地研究所
南極観測センター
南極観測船から昭和基地への油移送用 2インチオフショアホース, 25mx4本
2015 国立極地研究所
南極観測センター
南極観測船から昭和基地への油移送用 2インチオフショアホース, 100mx3本、手動式リーラー, 3台
2015 気象庁 地球環境・海洋部
地球環境業務課 小笠原班
輸送船から陸側施設への油荷揚げ用 6インチオフショアホース, 20mx1本
2017 気象庁 地球環境・海洋部
地球環境業務課 小笠原班
輸送船から陸側施設への油荷揚げ用 6インチオフショアホース, 20mx2本
2017 防衛省 輸送船から陸側施設への油荷揚げ用 6インチオフショアホース, 20mx2本