井戸用・地下水組み上げ用ホース

従来のシステムの問題点

  • 井戸用水中ポンプのメンテナンス時には、配管を分解しながら一本一本引き上げていく必要がある。
  • 復旧時にも、配管を一本一本繋ぎながら井戸の中に降ろしていく必要があり、多大な労力が必要。

 

ウェルマスターホースで解決

  • ウェルマスターホースは正に、井戸用のホースとして開発されたホースであり、水中ポンプの吊り下げと吐出配管の役割を兼用できるホースです。
    ウェルマスターホース自身の引張強さによって、水中ポンプを吊り下げることができます。ホース1本で最大200mまで製作可能です。
  • ポンプのメンテナンス時には、特別に作られたホース巻取り機によってポンプごと容易に引き上げることが出来ますので、従来に比べて格段に作業が容易になります。
  • ホース接続金具は垂直に引っ張っても物理的に抜け落ちないよう、特別に設計されたものを使用します。
  • ホース側面にはポンプ用パワーケーブルを固定するストラップが装備されており、ケーブルが絡むことなくスムーズな作業が可能です。
  • 内面が滑らかであり、かつ送水時に膨張しますので、配管に比べて圧力損失が少なくてすみます。
  • 内面はペットボトルと同等の水質が保たれますので、飲料水の組み上げにも使用できます。
  • よじれ、ねじれに非常に強く、水中ポンプ稼働時の振動を吸収できます。
  • 耐久性・耐候性・耐摩耗性に強く、メンテナンスフリーなホースです。

 

通常、地下水を汲み上げる際は、いくつも配管をつなぎ合わせ垂直に吊り下げる作業を行います。また、メンテナンス時には、長い配管を引き上げたり、再度設置したりと作業負担が大きいものです。そこで、地下水等汲み上げ用の「フレキシブル上昇管ウェルマスター」のご提案です。頑丈な構造で、ホースの自重およびポンプの重量に耐える引っ張り強さを持っているため、水中ポンプの吐出部に接合し、そのまま吊り下げることができます。 従来の配管と比べ、メンテナンス時の上げ下げの作業が容易になり、時間とコストの節減になります。水不足が起きているオーストラリアでは、このホースの注文が殺到し、英国アンガス社の製造工場がフル稼働した時期もありました。

また、ホースの自重および水の重量に耐える引っ張り強さを持っているため、井戸だけではなく、垂直配管としての代替も可能です。
災害時に備えておくことで、地上から屋上の給水タンクへの送水も可能となります。

        

 

国内実績例

実際に日本で撮影された、5年前から設置されているウェルマスターホースの動画を下記よりご覧いただけます。
配管を使用するよりも取り扱いが容易であることがご覧頂けるかと存じます。

ウェルマスターホース 2インチ(50A) x 200m
場所:メイレークヒルズカントリークラブ様(群馬県)
工事:原澤ボーリング株式会社様
協力:東邦地下工機株式会社様